今日から、私の 商店街組織としての活動が始まります。
現在 私たちの商店街が直面している 『難問題』 の幾つかについて、私の理事長としての見解を、年頭の言葉として、今日、組合員諸氏に伝える事にしております。
その中の一つをここにご紹介し、消費者 ・来街者の大勢の皆様方にも、現実を知って頂きたいと存じます。
■ 商店街の 『組織の存在意義』 は 何処へ行く ?
個々の商店主たちが、その界隈の消費者客を集めることを目的として、協力し合い 組織をつくり 育て上げてゆく 『商店街の存在意義』 が、昨今では、社会構造の変化や 経済活動の変化に伴い、変わりつつある (場合によっては無視される) ように思えてなりません。
同じ街で商売する者として、互いに手を携えて 『街を良くして 大勢の皆さんに喜んで来て頂こう、更に 買物のし易い 商売のし易い街にして行こう』 という 連帯感意識を 大勢の商店経営者諸氏に抱いて貰い 協力し合う、それが商店街の存在意義と思うのですが、今後は それが非常に困難な状況に変化して行く危惧を抱いております。
テレビ番組などで、各地に多くの支店進出をしている企業経営者 (所謂 「勝ち組」 と称される人々) の 将来の事業展望の談話を聞くと、その人たちからは、各街の既存商店と 連帯感を持って、その街を良くして行こう という意識を抱いているとは 到底感じられないのであります。
自分の企業商店が好展開出来る背景 (土壌) が 既に備わっている街を選んで、新店舗を出店する、そして街の状況が不適になったら 早々に引き上げる、その意識の根底には、 『既存の商店街の存在意義とは 別の商業意識』 を感じてなりません。
それが、開業しても 商店街組織に加入しない大きな理由であり、また、街の秩序を乱す商法 (道路に大きく はみ出す看板や商品 ・駅前での客引き ・周辺の他店への迷惑行為は一向に
お構いなし) を、警察や区 そして商店街から 繰り返し注意されても 「馬の耳に念仏」 と聞き入れない行為を続ける理由と、思わざるを得ません。
その出店に適した背景条件は、自然に備わったものではなく、私たちの先輩や 現在の私たちが、どれ程の費用と労力を注いで築いたものなのか、そしてその後も、その維持にどれほどの力を掛けているか、まるで理解 (本心では解っていながら) しようとはしません。
誰たちが、街に灯を点し、ゴミを処理し掃除し、カラス対策を講じ、街の快適と安全を保持しているのか、言いたい事は 尽きないのです。
『街は使い捨ての品物ではない。 掛け替えのない大切な私たちの生活の場なのである。』
■ よく来街の皆様から、街への苦情をお聞きしますが、このように商店街組織の力では、どうにもならないこともあるのだ、と ご理解頂きたいと思います。
でも、諦めてはおりませんので 。